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革のダイヤモンド『コードバン』

革のダイヤモンド『コードバン』

その吸い込まれるような美しい輝きは、まさしく革の宝石。しかしコードバンが「革のダイヤモンド」と呼ばれる理由は美しさだけではなく、その稀少性と’採掘’の難しさにあるのをご存知ですか?このページではコードバンの特徴と、山藤の『FUUKIN』で使用されているコードバンの高い品質をご説明いたします。

コードバンとは
コードバンは、農耕馬の臀部から取れる「コードバン層」と呼ばれるコラーゲン繊維層です。「革のダイヤモンド」である理由の一つはコードバンが他の革とは違い、馬の皮の内部に埋まっている層を丹念に「掘り起こす」作業が必要であるから。 さらにコードバン層は全ての馬のお尻にあるわけではなく、掘ってみないと層の有無やクオリティなどがわからないため、手間も時間もかかり、稀少性が高くなります。コードバン層の厚さは約1mmで、加工には高い技術が必要となります。また、臀部のみの大きさになるため、牛革などと比べるとサイズの差は歴然。長財布であれば、一枚のコードバンから二つ分しか採れません。

革の大きさ比較

コードバンはもともと、馬肉文化のあるヨーロッパで副産物として生産されていましたが、近年日本や中国での人気が急速に高まり、需要に供給が追いついていない状態です。価格の高騰とクオリティの維持はますます厳しくなると予想されています。

「メガネ」
馬の臀部の革が左右繋がった状態。コードバン層は通常左右の臀部それぞれにあり、納品される際には、写真でいうと茶色く丸く見える部分に切り取られ、二枚に加工されます。
稀に左右のコードバン層が繋がっている場合もあります。そのような面積の大きな革はベルトや鞄などに加工され、非常に高価なものになります。
写真は、削ってみたらコードバン層のなかった馬の臀部。コードバン層のない革は、比較的安価な革に加工されます。

コードバンの魅力

コードバンの魅力はなんといっても透明感のある輝き。使い込んでいくうちに奥から光るような艶を宿します。
また、繊維の密度から耐久性にも優れ、牛革の何倍も長持ちします。高級ランドセルにコードバンが使用されているのも6年間タフに使うものだから。牛革よりも薄いにも関わらず、ちょっとやそっとでは引き裂く事はできません。
革好きであれば誰もが憧れるコードバン。革自体の価値が高いため、一種のブランドとしても機能します。持ち主をワンランク格上げしてくれる革である事は間違いありません。

FUUKIN

山藤のコードバン

FUUKIN
山藤では、姫路の老舗タンナー<新喜皮革>により丁寧に水染めされた、フランス産原皮の最高級コードバンを使用しています。
その特徴は何と言っても奥行きのある透明感。
伝統的なレシピで時間をかけ、ゆっくりと染められた革は発色の良さと耐久性に優れています。
日本の水染め技術は特に高く、妥協なく時間を掛けられたコードバンはため息が出るほどの美しさです。

水染め
染色の際、顔料等を上から吹き付け調節するのではなく、染料を含んだ水に革をじっくりと浸すことで染色する技法。 水染めの特徴はコードバン特有の「ハリ」を保ったまま、抜けるような「艶」を出せること。革本来の表情が色むらとなって現れ、革に高級感を与えます。

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