公開日:2020年7月10日 更新日:2020年7月10日
革製品をメンテナンスするときに用いられる「馬毛ブラシ」と「豚毛ブラシ」。この2種類のブラシの使い分け、皆さんはできていますか?是非ご自身でお持ちの革製品に合うブラシを使って、お手入れを楽しんで下さいね。
期待できる効果が違うズバリ2種類のブラシの効果を分けると、
・柔らかな質感で、溝の汚れやホコリを落とす効果が期待できる「馬毛ブラシ」
・少し硬めでコシがあり、艶出し効果を発揮する「豚毛ブラシ」
それぞれお互いの効果を持ち合わせてはいますが、より専門的に見るとそれは大きく異なります。
2つのブラシを使う場合、
1.「馬毛ブラシ」で汚れを落とす
2.「豚毛ブラシ」で艶をだす
3.クリームなどの油分を与える
上記の順番でお手入れをしましょう。汚れが表面に残ったままクリームを塗ると、汚れが革を傷付けてしまう可能性があります。
ブラシの購入を検討している場合、ご自身の使用している革に合わせてどちらのブラシにするか決めましょう。
・オイルや油分が入っている革(ブライドル、カモフラージュ・ツリー、アウグーリ、ティートアロンソ)は艶出しをしなくても使用を重ねるほど、革自体の油分が表面に出てきて艶が増します。なので、汚れ落としに最適な「馬毛ブラシ」を使ってあげると良いでしょう。その他の革やデリケートな革にも柔らかく表面を傷付けにくい「馬毛ブラシ」がおすすめです。
・ヌバックレザーには毛並みを整える目的でしっかり毛を解くことのできる「豚毛ブラシ」がおすすめです。
・ブライドルレザーのブルームを落とす目的でのブラッシングには「豚毛ブラシ」がおすすめです。
お持ちの製品に合ったブラシで、革製品をより長くご愛用くださいね。
マルチパーパスシリーズ