【連載】人形町店マネージャー林の、「日々是好日」260819
公開日:2026年8月27日 更新日:2026年8月27日
人形町店マネージャーの林が、日々の出会いの中で感じたあれこれをお伝えする、「日々是好日」。不定期更新ですが、ぜひお楽しみください。
2026/8/19 「傷つくほど」
以前から革製品は好きだったのでウォレテリアで仕事をする前から革製品を扱うお店によく入り、気に入ったバッグやお財布・小物などを購入していました。
ただ革製品は他のナイロン製品や合皮製品とは違い、ちょっとお高い。
でも気に入った革製品に出会えた時の嬉しさは金額には代えられないものです。
大きなバッグもそれから人には見せることがないちっちゃな小物であっても、手にするだけで気分が上がるのが革製品。
でもそんな上々な気持ちを落としてしまうのは最初に付けた「傷」ではないでしょうか。
以前の私はなるべく傷をつけないように丁寧に革を扱っていました。
山藤で働き始めていろいろな製品を使い始めてからも同様に「あぁ、また傷つけちゃった…」とショックを受けながら涙してました。
先輩スタッフに相談すると
「おぉ!スタートしましたねー、この傷がもっと馴染んでいい風合いになりますよ」と。
私の傷つき始めた製品をニコニコと眺めてました。
正直その時は「ん、これは革業界の常套句なのでは!?」と。
口にはしなかったものの疑いの気持ちもありました。
でも今の私は違います!
数年間革を見続けてきた今、傷が付きながらも変化し続けるのが、革の一番の良さであること。そしてあの先輩の言葉も常套句ではなかったことも。
使わずに箱に入れたままにしていればもちろん傷はつきません。たくさん触って使って、一緒に過ごしていれば、どうしても傷はついてしまいます。
いつも一緒に過ごしている身近な家族にはつい、言ってはいけないことを吐き出してしまい傷付け合ってしまうのと似てるような…。
でもその傷は時間がかかりますが馴染んでいき、傷つけた日のことさえも刻まれた素敵な作品に変化していきます。
…なんて。
革を扱う人の都合のいい言葉に聞こえちゃいますかね。
新しい製品よりも使い続けて変化をしているお客様の製品を見るのが何より好きなマニアックな山藤スタッフ。
ニヤニヤしながらお客さまの製品を見てしまうこと、お許し下さい!
お土産話🐢
傷が付いてしまった状態を修復することは難しいかもしれません。ただブラッシングをしたり、クリームを塗布することで馴染ませてダメージを抑えることができます。
傷を隠すのではなく、馴染ませるために。ブラッシングがおすすめです。
いつでもメンテナンスを承っているので、是非店舗に足をお運びください。
新店舗の浅草にも遊びに来てくださいね✨

