山藤トピックス

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  2. 【革のお手入れ】コードバン

革のダイヤモンド『コードバン』

コードバンの弱点とお手入れ

美しいコードバンにも弱点があります。耐久性に優れた革の為、特徴を知り、適切に扱えば相棒として長くお使いいただけます。


弱点1. 水に弱い
コードバンは繊維の塊であるため、銀面(革の表皮)がなく、水を素直に吸ってしまう性質があります。 水を吸って乾くと水ぶくれや染み跡が残ってしまうため、十分な注意が必要です。
特に汗にはアンモニアが含まれるため、濡れたまま放って置くと革が変色してしまう可能性があります。 夏場など汗をかく季節にポケットなど肌に近い所にしまって置く事は避けましょう。
水が付いてしまったら...
水がついてしまった場合は、乾いた布で優しく抑えるように水分を取り、日陰干しをしてください。
革は急激な変化に弱いものです。直射日光やドライヤーで乾かす事は絶対にやめましょう。


弱点2. 傷が目立ちやすい
コードバンは比較的傷が着きやすい素材です。また、光沢感が強いため、細かな傷も目立ちやすいと言えます。ただ、非常に強い革ですので、審美的な傷は付けど、よほどのことがない限り、裂傷のような致命的な傷がつく事は無いでしょう。
硬い繊維の布やブラシなどでこする事は細かい傷の原因になります。乾拭きする際には必ず、使い古したシーツや下着などの柔らかい布をお使いください。
傷がついてしまった場合は、コードバン専用のクリームをごく薄く塗り込んで磨くと目立ちにくくなります。クリームは用法・容量を守り、経年変化で傷が馴染んで来るのを待ちましょう。

綺麗に保つには...
『鍵はキーケースにしまい、尖った金属とは接触しないようにする』『鞄の中で泳がないよう鞄の内ポケットにしまう』など取り扱いに注意することが綺麗に保つ一番の方法です。


弱点3. 埃に弱い
革全般に言えることですが、埃は革の油分を吸いとり、革を乾燥させてしまいます。使用しない時には付属の不織布と箱に入れ、風通しの良い日陰に保管してください。

コードバンのお手入れ方法

コードバンクリーム

日常的なケアとしては、使い古したシーツなどの柔らかな綿布で乾拭きするだけで十分です。表面の埃や指紋を拭き取るだけで十分に輝きを取り戻してくれます。
革の乾燥が気になる時は、コードバン専用のクリームをごく薄く塗り込んで下さい。コードバン専用クリーム以外の皮革クリームは、コードバンの艶を曇らせてしまう可能性がありますのでお控えください。

コードバンのザラつきについて

コードバン製品を購入すると、新品なのにざらざらしている部分がある...と思うことがあるかもしれません。特に湾曲部など負荷がかかる部分は、繊維が伸び、細かい皺のようなざらつきが出ます。しかしコードバンは牛革と異なり、銀面(革の表層)がない繊維の塊である為、毛羽立った繊維を寝かせて革を馴染ませることで艶やかな表情にすることが可能です。
新品の場合には、革にオイルがしっかり含まれていますので油分をプラスする必要はありません。使用を重ねることでオイルが革全体に周り、ざらつきも自然と抑えられていきます。どうしても気になる場合は、乾いた柔らかい布で繊維を寝かせるように磨いてみてください。

山藤のコードバン

仕上げに顔料やウレタンなどを革の上にのせ、ざらつきや革のブレを隠す加工をすることもできます。しかし山藤では加工を極力抑えた、国産染色仕上げのコードバンを使用しています。この自然な革は「素上げ」と呼ばれ、手入れや使用を重ねることで加工品よりも長持ちさせることが可能だからです。
私達はこのように革が経年変化していく様を「革を育てる」と表現します。ぜひ、使い込むうちに「革を育てていく」感覚を楽しんで見てください。

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