美しい一枚革の外装と、財布を開いた時のカード段まで、見える部分には全てコードバンを使用した贅沢な二つ折り札入れです。深い透明感と発色が美しいコードバンは、欧州産ホース原皮を日本国内で丁寧に水染めした最高級品を使用。普段は見えない札入れの内装部分にも、栃木レザーの国産ヌメ革を採用し、無骨なまでに品質にこだわりました。
シリーズ名のMigliore(ミリオレ)はイタリア語で「より良い」ものにつける形容詞。
「最高級の素材に、縫製・磨きなど随所までこだわり抜いた本シリーズは、最上級を知り尽くした方にも必ず満足していただけるはず」と、職人も自信を持って送り出します。
3年、5年と使うごとに変化し、手に馴染んでゆく堅牢かつ柔軟なレザーの質感をお楽しみください。
「コバ」と呼ばれる革の断面の処理を、本製品では伝統的で手間のかかる《本磨き》で仕上げています。コバにヤスリを掛け、顔料を浸透させてから、フノリ(布海苔)等を布に付け、何度も何度も革の輝きが出るまで手で磨いていきます。磨き上げた革の層が、木目の様に美しい表情になることが特徴です。
一般的な顔料仕上げでは、使用するうちに剥がれてしまったり、ひび割れていくというデメリットがありますが、《本磨き》ではそのようなことは起きず、使うごとに味を増して行きます。
フノリと顔料を混ぜて使う方法が通例ですが、顔料を先に革に浸透させることで色落ちも防ぐ方法は、山藤の職人が経験より編み出した独自の技。技術と時間のかかる《本磨き》は最高級品の証です。
奥行きのある透明感が美しい日本産の「水染め」コードバン
農耕馬の臀部(でんぶ)のぶ厚い原皮を、「コードバン層」と呼ばれる非常にきめ細かい繊維が出てくるまで削ることでできるコードバン。全ての原皮にコードバン層があるわけではなく、しかも削って見ないとわからない。その希少性と美しさから「革のダイヤモンド」とも呼ばれています。
山藤では、表面の顔料仕上げに頼らず、時間をたっぷりかけ染め上げられた日本産の「水染め」のコードバンを使用しております。革の表情をそのまま残しながら、吸い込まれるような透明感は思わずため息の溢れる美しさです。
日本が誇るタンナー「栃木レザー」
「栃木レザー」というタンナーをご存知でしょうか。80年前から変わらぬ製法で自然と共存する日本有数のヌメ革の製造元です。同社の革の特徴は、柔らかく堅牢性に優れていること。顔料や薬品を極力使わず、革本来の表情を残した革は、全ての製品を「一点物」にする魅力があります。栃木レザーがどのようにお客様の手元まで届くのか、「革が生まれる場所」の見学レポートをぜひ、ご覧ください。
サイズ(約) | 縦9.6cm×横11.5cm×厚さ1.8cm |
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重さ(約) | 92g |
材質 | コードバン(馬革)、栃木レザー(牛革) |
仕様 | 札入れ×2、カード入れ×10 |
生産国 | 日本製 |
PTAHシリーズ
64,900円
カートに入れるCustomer's voice
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マルチパーパスシリーズ