山藤を長年見守る「熊手」
毎年11月に、浅草にある鷲神社で行われる「酉の市(とりのいち)」。毎年70万人もの人が押し寄せるとも言われる、浅草の秋の風物詩と言われるお祭りです。酉の市ではお参りをした後、来年一年の商売繁盛や家内安全を祈って「熊手(くまで)」と呼ばれる縁起物を購入します。今回お邪魔したのは、山藤が創業以来熊手を購入している「よし田」さんの工房。「よし田」さんは鷲(おおとり)神社の酉の市のみで宝船熊手を販売している、まさに”浅草酉の市の熊手製造の重鎮”。創業以来約80年間、形とデザインをほとんど変えず、伝統技法を受け継ぐ老舗です。
マルチパーパスシリーズ