お財布は小さくて良いんだよね

お店に立っていると、そんなお声をよく聞きます。カード決済やタッチ決済が普及して、現金で支払う機会は減っています。だけど、“お支払いは現金のみ”という飲食店などがあるのも事実。だから、完全キャッシュレスというのはなかなか高いハードル。身分証やクレジットカード、いざという時のための少しの現金を持ち歩くには、長財布は大きい。定番の二つ折り財布だって大きいかもしれない。ということで、出来上がりました。カードが7〜8枚、少しのお札と小銭を入れてしっくりくる、小さいお財布です。

小さいお財布は持ち歩きがスッキリ

スマートフォンと比較すると、横幅はだいたい同じくらい。片手でスマホとお財布を一緒に持てます。二つ折り財布と比較してもこのサイズ感。カードがしっかり入るサイズなので横幅は同じですが、お札は三つ折りにして収納するので高さが抑えられています。名刺入れともほぼ同じサイズなので、気持ちよく手に収まります。

小さくても、収納力はしっかりあります。

普段使いに困らない収納量はどれくらいかと考えた時、カード類はクレジットカードが2枚、免許証、保険証、キャッシュカードが2枚、マイナンバーカード、よく使うポイントカード…。合計8枚くらい。そして紙幣は、1万円札と千円札数枚。小銭も少々。このくらいの量はすんなり入って欲しかったので、内装は用途を決め切らないようにざっくりと仕切りを作りました。マチ部分は入れるものに合わせて柔軟に対応できるよう、柔らかく仕上げています。ファスナーは幅広のものを使っているので、たっぷり入れても開閉がスムーズです。

ミニ財布のメリット・デメリット

なんといっても嵩張らないことが良い。山藤のセミオーダー二つ折り財布と比較すると、同じ量を収納しても厚みが全然違います。メリットとデメリットは表裏一体、嵩張らなくて小さいこのお財布を持ち歩くには、紙幣は三つ折りにして収納する必要があります。ブライドル ミニミニウォレットもお札が三つ折りになりますが、三つ折り財布とは異なるのが、収納する際に三つ折りになっていないといけないこと。この動作が煩わしいとお考えの方にはおすすめできません。二つ折り財布には二つ折り財布の利便性があって、このミニ財布にはこのミニ財布の利便性があります。

仕切りの中央ポケットはさまざまな使い方ができます。

仕切りをつけるなら、そこも収納できるようにしてしまおうとマチのないポケットをつけました。鍵を入れる、お札を入れる、カードを入れる、様々な用途でお使いいただくことができます。個人的におすすめなのは、メインで使うクレジットカードを収納すること。手元に視線を向けなくても出し入れできるので便利です。

引き手を選んで自分だけのスタイルに

このお財布を特別に仕上げるのは選べる引き手。引き手はレザー、金具からお選びいただけます。小さな部品ですが、全体の印象を大きく変えてくれます。
「小さなメーカーだからこそできること」をお客様に届けたいと思い考案したアイディアです。レザーは本体と同色のものがつきます。

レザー

金具

内装のイタリアンレザーが魅せる本物志向のこだわり

「開いて使うものは内装にこそ気を使うべきである」というのが職人のこだわり。伊・フィレンツェの伝統的なレシピで手鞣し・手染めで丁寧に仕上げられた最高品質のオイルドレザーは、革本来の風合いを残しつつ、しなやかな強さが特徴です。植物性タンニンのみを使用した環境にも優しいレザー。堅牢なブライドルレザーとのコントラストが、製品に更なる高級感を与えます。

経年変化

ブライドルレザーの特徴でもある、白く浮かぶブルーム(蝋)は使用を重ねるにつれ革に馴染み、最終的には美しい艶溢れる表情となります。ブルームは気温や湿度の変化により再度浮かび出ることがあります。お手入れにはブライドルクリームをできるだけ薄く塗り込むことをお勧めします。内装のイタリアンレザーにはコンディショニングクリームをご利用ください。

注意点

ブルームの多さが気になる方は柔らかい布などで表面全体を優しく拭き取ってください。ブライドルレザーは比較的水に強いものの、防水革ではありませんので、水に濡れた場合は速やかに拭き取り、陰干ししてください。

カラー

• 

  ブラック

• 

  ネイビー

• 

  グリーン

• 

  タン

• 

  チョコ

• 

  レッド