財布の定番、二つ折り財布。定番の造りと形は、安定した使用感で、愛用者に寄り添います。山藤の職人はその定番の形こそ、素材の違いが大きく出ると考え、日本でも人気のあるブライドルレザーで仕上げることにより、重厚感と使いやすさを重視しました。勿論、細部にも随所に使いやすさへの配慮が感じられます。札入れ部分は2箇所ですが、高さを僅かに変えることでどちらも開きやすく、小銭入れには仕切りを付けることで、硬貨を分けて収納出来るようにしました。見た目に大きな違いがなくとも、細かな工夫が凝らされた財布です。
英国紳士の嗜み・気品溢れる堅牢なレザー
ブライドルレザーは中世より英国で、馬具に使用されている蝋(ロウ=キャンドル)漬けの革です。
熱いロウに革を浸すことで、ロウが革の繊維の隙間にも入り込み、革の強度を高めます。英国騎士の手綱が切れてしまわないよう、いわば命を守る為に編み出された革がブライドルレザーです。
特徴は、革の表面に白く浮くブルーム(粉状のロウ)。ブルームは使用を重ねるごとに馴染んでいき、最終的には美しい艶を放ちます。どんなレザーもタンナー(革をなめす企業)によりクオリティは様々。山藤の「ブライドル」シリーズでは、英国でも指折りの歴史を持つ高級タンナーで丁寧に仕上げられた高品質の革を使用しています。
内装のイタリアンレザーが魅せる本物志向のこだわり
「開いて使うものは内装にこそ気を使うべきである」というのが職人のこだわり。伊・フィレンツェの伝統的なレシピで手鞣し・手染めで丁寧に仕上げられた最高品質のオイルドレザーは、革本来の風合いを残しつつ、しなやかな強さが特徴です。植物性タンニンのみを使用した環境にも優しいレザー。堅牢なブライドルレザーとのコントラストが、製品に更なる高級感を与えます。
ブライドルレザーの特徴でもある、白く浮かぶブルーム(蝋)は使用を重ねるにつれ革に馴染み、最終的には美しい艶溢れる表情となります。ブルームは気温や湿度の変化により再度浮かび出ることがあります。お手入れにはブライドルクリームをできるだけ薄く塗り込むことをお勧めします。内装のイタリアンレザーにはコンディショニングクリームをご利用ください。
ブルームの多さが気になる方は柔らかい布などで表面全体を優しく拭き取ってください。ブライドルレザーは比較的水に強いものの、防水革ではありませんので、水に濡れた場合は速やかに拭き取り、陰干ししてください。
サイズ(約) | 縦9.6cm×横11.0cm×マチ2.5cm |
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重さ(約) | 91g |
材質 | ブライドル、イタリアンレザー、レーヨン |
仕様 | 札入れ×2、小銭入れ×1(中仕切りあり)、カード入れ×4、ポケット×3 |
生産国 | 日本製 |
PTAHシリーズ
24,200円
カートに入れるCustomer's voice
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マルチパーパスシリーズ